数でみる在留外国人

在留資格「定住者」とは

3分でわかる

定住者を、5つのステップで

数は出入国在留管理庁「在留外国人統計(旧登録外国人統計)」(確定した統計)の2025年12月末の数です。2026年6月末の速報は、合計の数だけを分けて書いています。

STEP 1 定住者って何?

日本で暮らすことを、特別な理由から認められた人です。

法務大臣が、一人ひとりの事情(特別な理由)を考えて、期間を決めて日本に住むことを認める在留資格です(入管法)。

項目定住者永住者
在留期間期限あり5年・3年・1年・6月など期限なし在留期間の決まりがない
更新必要期限までに申請して、審査を受ける不要在留カードの有効期間の更新は7年ごと(16歳以上)
働くこと制限なし在留資格による仕事の種類・時間の制限がない制限なし在留資格による仕事の種類・時間の制限がない

違いは、期限と更新があるかどうか

ここがポイント

定住者は、期限が来る前に更新を申請し、認められれば住み続けられます。

STEP 2 どんな人が対象?

定住者になる人は、告示にある人と告示にない人の2つに分かれます。

①も②も、どちらも正式な在留資格「定住者」です

名前を押すと、詳しい説明に移ります。

ここがポイント

外国から新しく「定住者」として来られるのは、原則として①の人だけです。②の人は、日本にいる間に審査を受けて定住者になります。

STEP 3 何人いて、どんな内訳?

2025年12月末は226,438人。国の表の4つの区分で、いちばん多いのは「その他」(34.2%)です。

定住者の合計226,438人(2025年12月末・確定した統計)

  1. 日系3世告示3号・4号54,940人24.3%
  2. 配偶者日系人や定住者の夫・妻(告示5号)27,511人12.1%
  3. 未成年未婚の実子告示6号66,468人29.4%
  4. その他いちばん多い告示にある人・ない人の両方77,519人34.2%

棒の長さは割合と同じです。区分を押すと、その説明に移ります(「その他」は次の STEP 4 へ)。

時点:2025年12月末(確定した統計)/割合の分母:定住者の合計 226,438人/出典:出入国在留管理庁「在留外国人統計(旧登録外国人統計)」の「国籍・地域別 在留目的別 在留外国人」の表

2026年6月末の速報定住者の合計は226,479人です。速報には区分ごとの数がないので、上の図(2025年12月末)には入れていません。
ここがポイント

「その他」は、日系3世・配偶者・未成年未婚の実子のどれにも入らない人をまとめた欄です。その中身は、次の STEP 4 で説明します。

STEP 4 最大の「その他」は誰?

国の表で、ほかの3つの区分に入らない人をまとめた区分です。

国の統計でわかること

「その他」の人数(2025年12月末)77,519人
定住者全体の34.2%
国の表の4つの区分でいちばん多い

「その他」は人の種類ではなく、統計の区分の名前です

制度上「その他」に入る人の例

箱の大きさは人数を表していません。名前を押すと、詳しい説明に移ります。

ここがポイント

「その他」に誰が何人含まれるか、詳しい内訳は公表されていません。

STEP 5 定住者はどう変わった?

2023年12月末から2025年12月末の2年間で、定住者全体は+9,570人。「その他」の増加(+10,663人)が、全体の増加を上回りました。

2023年12月末 → 2025年12月末(2年間の増減。確定した統計)

「その他」+10,663人
ほかの3区分の合計−1,093人
定住者全体+9,570人

0の線より右は増えた人数、左は減った人数です(棒の長さは人数に比例)。

ほかの3区分の内わけ:日系3世 −2,055人、配偶者 −117人、未成年未婚の実子 +1,079人

時点:2023年12月末と2025年12月末(確定した統計)/単位:人(2年間の増減)/出典:出入国在留管理庁「在留外国人統計(旧登録外国人統計)」の「国籍・地域別 在留目的別 在留外国人」の表。2026年6月末の速報(226,479人)は合計だけなので、ここでは比べていません

ここがポイント

ほかの3区分は、合わせて減りました(−1,093人)。ただし、増えた理由や、増えたのがどんな人かは、国の統計からは分かりません。

3分でわかるまとめ

定住者について、覚えておきたい3つのこと

  1. ①定住者は永住者とは違う在留期間があり、更新が必要です。ただし、働くことに在留資格上の制限はありません。
  2. ②定住者になる理由はさまざま日系人や家族の関係、人道上の事情など、対象となる背景は一つではありません。
  3. ③最大の区分は「その他」2025年12月末で77,519人、全体の34.2%。ただし、詳しい内訳は公表されていません。
詳しく調べる

人数・制度・内訳・国籍・歴史・資料

「定住者」は、法務大臣が特別な理由を考えて、一定の在留期間を決めて日本に住むことを認める在留資格です。 日系3世、日系人などの夫や妻、日本人などと結婚した外国人の連れ子、難民と認定された人、日本人と離婚したあとも日本で子を育てる人など、中身はさまざまです。 このページでは、どんな資格か・いつできたか・どんな人が何人いるか(国の表の「その他」の中身も)を、法務省(出入国在留管理庁)の資料と統計からまとめました。

対象:日本全体集計時点:2025年12月末(確定した統計)速報:2026年6月末(合計だけ)

現在の人数と速報

2025年12月末(確定した統計)
226,438人
在留外国人の5.5%
1年前(2024年12月末)から
+3,027人
増減の割合 +1.4%(223,411人から)
2026年6月末(速報)
226,479人
法務省の半期速報(2026年10月16日公表)。合計だけで、区分ごとの数はありません
確定した統計(2025年12月末)定住者の合計と、4つの区分ごとの数・国籍ごとの数があります。このページの区分と国籍の数は、すべてこちらです。
速報(2026年6月末)法務省の半期速報で、定住者の合計の数だけです。区分ごとの数はないので、確定した統計の区分の数とは混ぜません。

在留資格「定住者」の人は、2025年12月末に226,438人でした。国の表は定住者を4つの区分に分けていて、いちばん多いのは「その他」の77,519人(34.2%)です。 2026年6月末の速報では226,479人です(合計の数だけ)。

国の表の区分ごとの移り変わり(2023年12月末〜2025年12月末)

定住者を区分に分けた数は、2023年12月末の表から出ています。2023年12月末からの2年間で、定住者全体は+9,570人、 「その他」は+10,663人でした。

02万4万6万8万10万2023年2024年2025年日系3世(2023年12月末):56,995人日系3世(2024年6月末):57,032人日系3世(2024年12月末):56,408人日系3世(2025年6月末):55,982人日系3世(2025年12月末):54,940人配偶者(2023年12月末):27,628人配偶者(2024年6月末):27,927人配偶者(2024年12月末):27,840人配偶者(2025年6月末):27,837人配偶者(2025年12月末):27,511人未成年未婚の実子(2023年12月末):65,389人未成年未婚の実子(2024年6月末):65,659人未成年未婚の実子(2024年12月末):65,460人未成年未婚の実子(2025年6月末):66,113人未成年未婚の実子(2025年12月末):66,468人その他(2023年12月末):66,856人その他(2024年6月末):70,599人その他(2024年12月末):73,703人その他(2025年6月末):75,982人その他(2025年12月末):77,519人
02万4万6万8万10万2023年2024年2025年日系3世(2023年12月末):56,995人日系3世(2024年6月末):57,032人日系3世(2024年12月末):56,408人日系3世(2025年6月末):55,982人日系3世(2025年12月末):54,940人配偶者(2023年12月末):27,628人配偶者(2024年6月末):27,927人配偶者(2024年12月末):27,840人配偶者(2025年6月末):27,837人配偶者(2025年12月末):27,511人未成年未婚の実子(2023年12月末):65,389人未成年未婚の実子(2024年6月末):65,659人未成年未婚の実子(2024年12月末):65,460人未成年未婚の実子(2025年6月末):66,113人未成年未婚の実子(2025年12月末):66,468人その他(2023年12月末):66,856人その他(2024年6月末):70,599人その他(2024年12月末):73,703人その他(2025年6月末):75,982人その他(2025年12月末):77,519人

名前の横の数は、いちばん新しい時点(2025年12月末)の数です。

点にマウスを合わせると、その時点の数が出ます。

グラフの元の数を表で見る
時点日系3世配偶者未成年未婚の実子その他
2023年12月末56,99527,62865,38966,856
2024年6月末57,03227,92765,65970,599
2024年12月末56,40827,84065,46073,703
2025年6月末55,98227,83766,11375,982
2025年12月末54,94027,51166,46877,519

時点:2023年12月末〜2025年12月末(6月末・12月末の半年ごと。目もりの「〇〇年」は12月末。確定した統計)/出典:出入国在留管理庁「在留外国人統計(旧登録外国人統計)」の「国籍・地域別 在留目的別 在留外国人」の表

区分ごとの人数の表を開く(5つの時点)
国の表の区分2023年12月末2024年6月末2024年12月末2025年6月末2025年12月末2023年12月末からの増減
日系3世
告示 3号・4号
56,99557,03256,40855,98254,940−2,055
日系人や定住者の夫・妻
告示 5号
27,62827,92727,84027,83727,511−117
未成年で未婚の実子
告示 6号
65,38965,65965,46066,11366,468+1,079
その他
告示にない人などもふくむ
66,85670,59973,70375,98277,519+10,663
合計216,868221,217223,411225,914226,438+9,570

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制度と告示(どんな資格?)

在留資格は、外国人が日本でどんな活動をして暮らせるかを決めたものです(例:留学、永住者、技能実習)。 「定住者」は、入管法(出入国管理及び難民認定法)で「法務大臣が特別な理由を考慮し一定の在留期間を指定して居住を認める者」とされています。 入管法の在留資格は、日本でする活動で決まるもの(入管法の別表第一。技術・人文知識・国際業務、留学、技能実習、特定活動など)と、 身分や立場で決まるもの(別表第二。永住者・日本人の配偶者等・永住者の配偶者等・定住者の4つ)に分かれていて、定住者は身分や立場で決まるほうです。

定住者告示の号と、国の表の区分

告示どんな人?国の表の区分
1号第三国定住難民(アジアの国に一時的にいる難民のうち、国連難民高等弁務官事務所が日本に推薦した人と、その家族)その他
3号・4号日系3世(素行が善良な人)日系3世
5号日系2世・日系3世・在留期間1年以上の定住者の夫や妻配偶者
6号日本人・永住者・定住者などに養われる、未成年(18歳未満)で未婚の実子未成年未婚の実子
7号日本人・永住者・定住者などに養われる、6歳未満の養子その他
8号中国残留邦人とその家族その他
告示にない難民と認定された人、日本人などと離婚したあとも日本に住む人などその他

国の表の区分と告示の号の関係は、2023年12月末の表と、新しく入国した人の表の見出しに書かれているものです。表にない告示の号と告示にない人が「その他」に入ることは、国の表の利用上の注意に書かれています。 告示6号の「18歳未満」は、この区分で新しく入国するときの条件です。すでに定住者として住んでいる人が18歳になっても、それだけで在留資格はなくなりません(くわしくは④の「未成年で未婚の実子」)。

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人数の推移(いつできた?)

「定住者」は、1989年12月に公布された入管法の改正(平成元年法律第79号)で、在留資格が全面的に見直されたときにできました。 1990年(平成2年)6月から、前もって決めた告示とあわせて使われています。

定住者の人数(1990年12月末〜2025年12月末)

010万20万30万1990年1995年2000年2005年2010年2015年2020年2025年定住者(1990年12月末):54,359人定住者(1992年12月末):122,814人定住者(1994年12月末):136,838人定住者(1995年12月末):151,143人定住者(1996年12月末):172,882人定住者(1997年12月末):202,905人定住者(1998年12月末):211,275人定住者(1999年12月末):215,347人定住者(2000年12月末):237,607人定住者(2001年12月末):244,460人定住者(2002年12月末):243,451人定住者(2003年12月末):245,147人定住者(2004年12月末):250,734人定住者(2005年12月末):265,639人定住者(2006年12月末):268,836人定住者(2007年12月末):268,604人定住者(2008年12月末):258,498人定住者(2009年12月末):221,771人定住者(2010年12月末):194,602人定住者(2011年12月末):177,983人定住者(2012年12月末):165,001人定住者(2013年6月末):163,092人定住者(2013年12月末):160,391人定住者(2014年6月末):159,596人定住者(2014年12月末):159,596人定住者(2015年6月末):159,937人定住者(2015年12月末):161,532人定住者(2016年6月末):164,880人定住者(2016年12月末):168,830人定住者(2017年6月末):173,317人定住者(2017年12月末):179,834人定住者(2018年6月末):185,907人定住者(2018年12月末):192,014人定住者(2019年6月末):197,599人定住者(2019年12月末):204,787人定住者(2020年6月末):203,847人定住者(2020年12月末):201,329人定住者(2021年6月末):199,288人定住者(2021年12月末):198,966人定住者(2022年6月末):202,385人定住者(2022年12月末):206,938人定住者(2023年6月末):211,561人定住者(2023年12月末):216,868人定住者(2024年6月末):221,217人定住者(2024年12月末):223,411人定住者(2025年6月末):225,914人定住者(2025年12月末):226,438人
010万20万30万1995年2005年2015年2025年定住者(1990年12月末):54,359人定住者(1992年12月末):122,814人定住者(1994年12月末):136,838人定住者(1995年12月末):151,143人定住者(1996年12月末):172,882人定住者(1997年12月末):202,905人定住者(1998年12月末):211,275人定住者(1999年12月末):215,347人定住者(2000年12月末):237,607人定住者(2001年12月末):244,460人定住者(2002年12月末):243,451人定住者(2003年12月末):245,147人定住者(2004年12月末):250,734人定住者(2005年12月末):265,639人定住者(2006年12月末):268,836人定住者(2007年12月末):268,604人定住者(2008年12月末):258,498人定住者(2009年12月末):221,771人定住者(2010年12月末):194,602人定住者(2011年12月末):177,983人定住者(2012年12月末):165,001人定住者(2013年6月末):163,092人定住者(2013年12月末):160,391人定住者(2014年6月末):159,596人定住者(2014年12月末):159,596人定住者(2015年6月末):159,937人定住者(2015年12月末):161,532人定住者(2016年6月末):164,880人定住者(2016年12月末):168,830人定住者(2017年6月末):173,317人定住者(2017年12月末):179,834人定住者(2018年6月末):185,907人定住者(2018年12月末):192,014人定住者(2019年6月末):197,599人定住者(2019年12月末):204,787人定住者(2020年6月末):203,847人定住者(2020年12月末):201,329人定住者(2021年6月末):199,288人定住者(2021年12月末):198,966人定住者(2022年6月末):202,385人定住者(2022年12月末):206,938人定住者(2023年6月末):211,561人定住者(2023年12月末):216,868人定住者(2024年6月末):221,217人定住者(2024年12月末):223,411人定住者(2025年6月末):225,914人定住者(2025年12月末):226,438人

点にマウスを合わせると、その時点の数が出ます。

グラフの元の数を表で見る
時点定住者
1990年12月末54,359
1992年12月末122,814
1994年12月末136,838
1995年12月末151,143
1996年12月末172,882
1997年12月末202,905
1998年12月末211,275
1999年12月末215,347
2000年12月末237,607
2001年12月末244,460
2002年12月末243,451
2003年12月末245,147
2004年12月末250,734
2005年12月末265,639
2006年12月末268,836
2007年12月末268,604
2008年12月末258,498
2009年12月末221,771
2010年12月末194,602
2011年12月末177,983
2012年12月末165,001
2013年6月末163,092
2013年12月末160,391
2014年6月末159,596
2014年12月末159,596
2015年6月末159,937
2015年12月末161,532
2016年6月末164,880
2016年12月末168,830
2017年6月末173,317
2017年12月末179,834
2018年6月末185,907
2018年12月末192,014
2019年6月末197,599
2019年12月末204,787
2020年6月末203,847
2020年12月末201,329
2021年6月末199,288
2021年12月末198,966
2022年6月末202,385
2022年12月末206,938
2023年6月末211,561
2023年12月末216,868
2024年6月末221,217
2024年12月末223,411
2025年6月末225,914
2025年12月末226,438

時点:1990年12月末〜2025年12月末(確定した統計。1991年・1993年はなし)/出典:出入国在留管理庁「在留外国人統計(旧登録外国人統計)」(1990〜2005年末は統計書、2011年末までは登録外国人統計)

1990年12月末は54,359人でした。いちばん多かったのは2006年12月末の268,836人で、そのあと減って2014年6月末に159,596人になり、 そこからまた増えています(2025年12月末は226,438人)。2009年には、仕事を失った日系人の帰国を国が支援する事業がありました(下の「主な出来事」)。

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国の4区分(どんな人が? 2025年12月末)

国の統計表「国籍・地域別 在留目的別 在留外国人(特定活動・日本人の配偶者等・定住者)」の、定住者の4つの区分の人数です。割合は定住者の合計(226,438人)に対する割合です。

  • 日系3世54,940人24.3%
  • 日系人や定住者の夫・妻27,511人12.1%
  • 未成年で未婚の実子66,468人29.4%
  • その他77,519人34.2%

時点:2025年12月末(確定した統計)/割合の分母:定住者の合計 226,438人/出典:出入国在留管理庁「在留外国人統計(旧登録外国人統計)」の「国籍・地域別 在留目的別 在留外国人」の表

それぞれの中身

「定住者告示 〇号」は、告示のどの号にあたるかです。多い国籍・地域は2025年12月末の数です。

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「その他」には何が入っている?

ここでは、書いてあることの確かさを3つに分けています。統計で確認国の統計で確かめられる事実 制度上の例法律・告示・国の資料にある、「その他」に入りうる人の例分からない国が発表しておらず、分からないこと

統計で確認国の表で分かること

国の表の「その他」(2025年12月末に77,519人、定住者の34.2%)は、定住者のうちいちばん多い区分です。2023年12月末(66,856人)からは+10,663人でした。 国の表の利用上の注意に、2024年6月末から「表にない定住者の告示と、告示にない定住者は『その他』に入れる」と書かれています。 つまり「その他」には、告示にある人と告示にない人の両方が入ります。全員が難民や、告示にない人というわけではありません。

制度上の例告示にあるが、国の表で分けていないもの

第三国定住で受け入れた難民は、2010年から2025年までに337人です(難民の認定と保護の数の「定住難民」。いま定住者として住んでいる人の数ではありません)。

制度上の例告示にないもの(法務大臣が一人ひとりの事情を見て認めるもの)

たとえば、次のような人がいます。どれも一人ひとりの審査で決まり、例に当てはまる人がみな認められるわけではありません。

告示にない定住者は、決まった一覧も、審査のくわしい基準(入管の内部の「在留審査要領」)も、国から公開されていません。 行政書士の解説には、ほかに特別養子の縁組を解消した人や、頼れる家族のいない未成年の子なども挙げられていますが、国の公開資料では確かめられませんでした(例:ワンツーコール行政書士事務所のページの左の一覧)。 制度上、告示にない人は外国から新しく「定住者」として入国できない(入管法第7条第1項第2号)ので、告示にない定住者は、日本にいる間にほかの在留資格から変えるなどして「定住者」になった人です。

分からない国が発表していないこと

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新しく入国した人(2025年の1年間)

2025年の1年間に、外国から新しく「定住者」で日本に来た人は8,860人でした(2024年は11,248人)。 入管法で、外国から新しく「定住者」で来られるのは原則として告示にある人だけなので、入国した人の「その他」には、制度上、表で分けていない告示の人(第三国定住難民・6歳未満の養子・中国残留邦人とその家族)などが入ります。

国の表の区分2024年2025年
日系3世
告示 3号・4号
3,2622,472
日系人や定住者の夫・妻
告示 5号
2,2351,764
未成年で未婚の実子
告示 6号
5,2964,185
その他455439
合計11,2488,860

新しく来た「その他」の人は、2025年に439人(2024年は455人)でした。 新しく来た「その他」の人のうちいちばん多い国籍・地域は、2025年はブラジル(360人)、2024年はブラジル(347人)です。どの告示の人かは、表からは分かりません。

新しく入国した人の数と、いま住んでいる人の数は、別の統計です
  • 新しく入国した人(出入国管理統計):1年間に、外国から「定住者」として入国した人の数です。そのあと帰国した人も入ります。
  • いま住んでいる人(在留外国人統計):ある日(6月末・12月末)に日本に住んでいる人の数です。日本に来たあとに、ほかの在留資格から「定住者」に変えた人も入ります。
  • このため、1年間に入国した人の数から、いま住んでいる定住者(「その他」もふくむ)の中身を決めることはできません。

出入国在留管理庁「出入国管理統計」の表「国籍・地域別 入国目的別 新規入国外国人(短期滞在・特定活動等)」の数です。名前の下の「告示 〇号」は、表の見出しに書かれた定住者告示の号です。

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国籍・地域別

どの国籍・地域の人が多いかです。割合は、2025年12月末の定住者の合計(226,438人)に対する割合です。

  • ブラジル68,882人30.4%
  • フィリピン63,937人28.2%
  • 中国32,047人14.2%
  • ペルー11,282人5.0%
  • ベトナム7,763人3.4%
  • 韓国7,183人3.2%
  • タイ4,492人2.0%
  • インドネシア2,983人1.3%
  • ボリビア2,851人1.3%
  • ミャンマー2,737人1.2%
  • その他22,281人9.8%

時点:2025年12月末(確定した統計)/割合の分母:定住者の合計 226,438人/出典:出入国在留管理庁「在留外国人統計(旧登録外国人統計)」の国籍・地域別 在留資格別の表

国籍・地域ごとの区分(定住者の多い15の国籍・地域、2025年12月末)

2023年12月末から2025年12月末までに「その他」がいちばん増えたのは、フィリピン(+2,909人)、ウクライナ(+1,790人)、ブラジル(+1,573人)、中国(+1,524人)です。 ウクライナの人の「その他」は99人から1,889人になりました。 参考に、補完的保護対象者と認定されたウクライナの人は、2025年までに2,005人です(難民の認定と保護の数。認定した人の数で、いま定住者として住んでいる人の数ではありません)。 どの国籍・地域についても、「その他」の人がどんな事情で定住者になったかは、国の表からは分かりません。

国籍・地域ごとの区分の表を開く(15の国籍・地域)

「その他の割合」は、その国籍・地域の定住者の中の「その他」の割合です。いちばん右は、「その他」の人数の2023年12月末から2025年12月末までの増減です。

国籍・地域定住者日系3世日系人や定住者の夫・妻未成年で未婚の実子その他その他の割合その他の増減(2023年12月末から)
ブラジル68,88235,43211,76015,0786,61210%+1,573
フィリピン63,93710,0036,67318,06329,19846%+2,909
中国32,0471,4572,95314,73712,90040%+1,524
ペルー11,2824,5081,3233,0162,43522%+450
ベトナム7,76368223,5053,43044%+435
韓国7,183171261,3085,73280%−42
タイ4,492292528923,31974%+197
インドネシア2,9837595341,05463621%+128
ボリビア2,8511,32642681328610%+75
ミャンマー2,737163756371,70962%+114
パキスタン2,130829999882539%+196
ウクライナ1,92707311,88998%+1,790
ネパール1,89901831,05666035%+164
米国1,85635732658858532%+57
台湾1,81427425091,23668%+53

国籍・地域ごとの数や移り変わりは、ダッシュボードでも見られます:国籍・地域別・都道府県の地図・移り変わり

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主な出来事

定住者の数や中身にかかわる、法律・告示・取扱いの主な変わり目です。どれも法務省・出入国在留管理庁の資料や国会の会議録からまとめました。

いつ出来事
1989年12月入管法の改正(平成元年法律第79号、12月15日公布)。在留資格を全面的に見直し、「定住者」(法務大臣が特別な理由を考えて、一定の在留期間を決めて住むことを認める人)ができる
出典:衆議院「制定法律」
1990年6月改正した入管法と、定住者の地位を前もって決めた告示(平成2年法務省告示第132号)が動き出す
出典:出入国在留管理庁「外国人労働者に関する制度概要」・定住者告示
2005年5月難民と認定された人に「定住者」を許可するしくみができる(2004年の入管法の改正、平成16年法律第73号)
出典:衆議院「制定法律」
2008年7月法務省入国管理局が「DV事案に関する措置要領」をつくる
出典:参議院法務委員会(2009年6月30日)
2009年4月厚生労働省の「日系人離職者に対する帰国支援事業」。支援金を受けて帰国した人は、当分の間(原則3年をめど)、日系人などの身分による在留資格では入国できないこととされた
出典:衆議院法務委員会(2009年6月19日)
2010年第三国定住による難民の受入れが始まる
出典:出入国在留管理庁「令和7年における難民認定者数等について」
2012年7月「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」から「定住者」への変更が認められた例・認められなかった例を公表(2017年3月改訂)
出典:出入国在留管理庁
2021年10月いちばん新しい定住者告示の改正(法務省告示第220号、10月28日)
出典:定住者告示
2022年4月成年の年齢の引下げで、告示6号の「未成年」が20歳未満から18歳未満になる。18歳以上の人は、この区分で新しく入国できなくなった(すでに「定住者」を持ち再入国許可で出国している人には影響がないと国は説明)
出典:出入国在留管理庁「定住者」
2023年12月補完的保護の制度が始まり、補完的保護対象者と認定された人にも「定住者」を許可する(2023年の入管法の改正、令和5年法律第56号)
出典:衆議院「制定法律」・入管法(e-Gov 法令検索)

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出典と、数を見るときの注意

出典と注意を開く
  • 人数:出入国在留管理庁「在留外国人統計(旧登録外国人統計)」(政府統計の総合窓口 e-Stat)。1990〜2005年末は統計書の「定住者」、2006〜2011年末は都道府県・国籍ごとの表、2012年12月末からは在留資格別の表です。 区分ごとの数は、2023年12月末からの「国籍・地域別 在留目的別 在留外国人(特定活動・日本人の配偶者等・定住者)」の表です。速報は出入国在留管理庁の報道発表「在留外国人数について」です。
  • 確定した統計と速報:区分ごとの数・国籍ごとの数は、どれも確定した統計(2025年12月末まで)です。速報(2026年6月末)は定住者の合計の数だけで、区分ごとの数はありません。このページでは、速報の合計と、確定した統計の区分の数を混ぜていません。
  • 新しく来た人の数:出入国在留管理庁「出入国管理統計」(e-Stat)の「国籍・地域別 入国目的別 新規入国外国人(短期滞在・特定活動等)」(年に1回、1年間の数。2024年から)。見出しに定住者告示の号が書かれている表です。いま住んでいる人の数(在留外国人統計)とは別の統計です。
  • 国の表の区分の名前は、2023年12月末の表では「日系3世(告示3・4号)」のように告示の号つき、2024年6月末からは号のない名前です。中身は同じものとして並べています(2023年12月末の表から、定住者は同じ4つの区分です)。
  • 難民の認定・補完的保護・人道上の配慮・第三国定住の数:出入国在留管理庁の報道発表「令和〇年における難民認定者数等について」(難民の認定と保護の数と同じ表)。どれもその年に認定・受入れをした人の数で、いま定住者として住んでいる人の数ではありません。
  • 説明の文は、入管法(e-Gov 法令検索)、定住者告示(出入国在留管理庁、最近の改正 令和3年10月28日法務省告示第220号)、 在留資格「定住者」のページ(出入国在留管理庁)と、「「その他」には何が入っている?」「主な出来事」に書いた出典(出入国在留管理庁の資料、国会の会議録)から。
  • 働くことの制限は入管法第19条(別表第一の在留資格の人にかかる)、在留期間の更新は第21条、在留資格の取消しの理由は第22条の4、在留カードの有効期間は第19条の5から。 告示6号の「18歳未満」と、すでに「定住者」を持ち再入国許可で出国している人への影響がないことは、在留資格「定住者」のページ(出入国在留管理庁)から。
  • 表にない告示の号と告示にない定住者が「その他」に入ることは、在留外国人統計の利用上の注意から。
  • 取り込むときに、どの時点も 区分の合計=定住者の合計、定住者の合計=在留資格の表の定住者の数、国籍ごとの合計=全国の数 になっているかを確かめています。 新しく来た人の表も、区分の合計=定住者の合計、国籍ごとの合計=全国の数 になっているかを確かめています(make_teiju.py)。
  • 表(1行に1つの数の CSV)は GitHub の「データ/定住者/」にあります:https://github.com/Yumaki5555/zairyu

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